本日の気になる新聞記事として、日本経済新聞朝刊4面「日興、FX事業撤退」を挙げたい。
最近の円高傾向に着目して、FX取引を行う投資家は増加しているのではないだろうか。
そんな中での大手証券のFX事業撤退。以前は証拠金の倍率規制がなく、高倍率による取引が人気を呼んだ面もあったが、今月から証拠金の倍率規制が導入されたことやFX事業に参入する企業が増加した結果、収益の伸びが見込みにくいと判断したことが今回の撤退につながったとみられる。
今後、倍率規制の影響が様々なところで出てくるものと推測される。FX事業を行う企業もやがて淘汰されていくであろう。
逆にいえば、顧客に魅力的なサービスを行いつつシェアを高めることができる企業やM&Aによる事業拡大(顧客獲得など含む)などが見込まれればまだまだ魅力的な市場を獲得するチャンスはあるものと思われる。
最近の為替動向には注目している投資家、企業は多い。資産運用という観点からいえば、倍率1倍で金利に注目して運用を行う手段も有用であろう。
今後のFX事業動向に注目したい。
執筆者:伊藤 亮太(ファイナンシャルプランナー)
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