ここでは、試験によく出る用語の解説を行います。
【さ行~わ行】に関しては、左記の【さ行~た行】、【な行~わ行】をご覧ください。
ROE=[当期純利益/自己資本(期首・期末平均)]×100 (%)
株主資本利益率ともいいます。ROEは株主の立場からみて、会社に投下した資金がどのような成果をあげているかを示す比率になります。この比率が一般の金利水準より低ければ、投資するには魅力のない会社と判断できます。
信託財産を委託者(投資信託委託会社)の指図に基づいて、受託者(信託銀行)が運用の執行を行う投資信託。中心となるのは、主として有価証券に対する投資として運用することを目的とする、証券投資信託になります。
金融機関のみが参加可能な金融市場。インターバンク市場には、コール市場と手形市場があります。
金融機関だけでなく。企業等も参加可能な金融市場。オープン市場には、現先市場やCD市場、CP市場などがあります。
資産運用を目的とする投資法人を設立し、その発行する証券を投資家が取得する形態の投資信託をいいます。
株価収益率(PER)=株価/1株あたり当期純利益
株価収益率は、株価を評価する指標の一つであり、1株あたり純利益に対して株価が何倍に買われているかをみる指標です。同業種において株価収益率が高いと株価は割高、株価収益率が低いと割安と判断されます。また、一般的に利益成長の高い会社ほど株価収益率は高くなる傾向があります。
株価純資産倍率(PBR)=株価/1株あたり純資産
株価純資産倍率は、株価が資産価値(解散価値)の何倍となっているかを示す指標です。通常、株価純資産倍率が1倍を下回ると、解散価値を下回ることから割安と判断されます。
証券取引所の定める1売買単位に満たない株式(取引単位は通常の10分の1)を売買する制度になります。指値注文はできません。
証券会社が投資者から少額の資金を預かり、その金銭を対価として、毎月一定日に特定の銘柄の株式等を買い付ける制度をいいます。株式累積投資による株式の買い付けは、定時定額で機械的に購入することになるため、原則としてインサイダー取引規制の適用が除外されています(1ヵ月あたりの払込金の合計額が100万円以上になる場合を除きます)。
一定の金融機関が発行できる債券をいいます。
証券取引所に上場していない株式等(未上場株)のうち、協会員が気配提示等を行った上で投資勧誘を行うことができる銘柄のことをいいます。日本証券業協会が指定します。
投資、雇用、生産、消費など経済活動全般から景気の現状および将来の動向を捉えようとする包括的な経済指標になります。
受託者(信託銀行)と委託者(投資信託委託会社)が締結した信託契約に基づき、設定される投資信託をいいます。
売買に際し、同種・同量の債券等を、所定の期日に所定の価格で反対売買することを、あらかじめ取り決めて行う債券売買手法をいいます。
日本銀行が国債や手形等を民間金融機関に売却して市場から資金を吸収する操作を売りオペ、日本銀行が国債や手形等を民間金融機関から購入して市場に資金供給する操作を買いオペといいます。
株式を一切組み入れないと投資信託約款に定め、主に公社債を中心に運用される証券投資信託をいいます。
証券取引所に上場している株式等を発行済株式数の5%超保有することとなった株主は、大量保有者になった日から5日以内に大量保有報告書を内閣総理大臣に提出しなければならないことになっています。これを5%ルールといいます。